立山北部小学校　林業体験教室

　立山山麓管内の小学生（立山町立北部小学校５年生21名）に現在の林業を知ってもらうため、伐採現場と木材加工場を見学する「林業体験教室」が11月27日（木）、立山町下田地内で行われました。
　65年生のスギ林の搬出間伐実施区域内で高性能林業機械（ハーベスタ）を職員（吉浦課長補佐）が操作し、伐倒や玉切りを実演したところ、先生や児童たちから拍手や大きな歓声が上がりました。参加児童の一人である吉浦仁太君はハーベスタを操作していたオペレーターの息子さんであり、父親の仕事ぶりに尊敬の眼差しで見つめていました。（見学はバス内から実施し、バスが到着する前や到着直後に爆竹を鳴らして獣害対策（熊被害）を徹底しております。）

　その後、当組合の下田木材加工場においてコースターの作成をはじめ釘打ち釘抜き体験、のこぎり体験を行いました。大人にしてみれば何でもない釘抜きですが、小学生は渾身の力を込めて釘が抜けると、味わったことのない達成感で目を細めていました。

　また、原木の輪切りの年輪を数える体験をしてもらうため、22年生の輪切りと55年生の輪切りの2種類を用意して数えてもらったところ正解者が続出し、児童たちから大きな歓声が上がりました。

　「森のはたらき」と題して当組合の松倉主任から森林が果たす役割やクマの生態についてパネルを使って説明しました。説明後、質疑応答の時間を設けたところ、児童たちは積極的に手をあげて、たくさんの質問をしてくれました。当職員たちも、その熱意に応えられるよう、しっかりと回答させてもらいました。

　